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続環境作りの巻
2006 / 10 / 20 ( Fri )

「上手くなる為に練習し練習する為に環境を作る」

訳ですが、ただ単に雪国に住んで毎日滑ればいいというものでは有りません。毎日滑れる環境を作って初めてスタートラインにたつ事ができただけです。

スポーツというと主本になるのは、体と運動センスみたいに思われて頭で考える事が疎かになりがちだったりするのですが、実は滑って実際に鍛錬することと同じくらい重要な事です。その中でも重要なことは、

・イメージトレーニング

・毎日食べる食事

・人体物理学

・心理学

上記がかなり大事です。現在日本のJSBAでプロに認定される公式種目はハーフパイプとボーダークロスの二種目です。両種目とも基本動作の中から滑りということを追い求めていくのか、さらに滑りながらトリックをするという事を追い求めていくのかという部分で分岐していきますが、まずは基本となるカービングがあたりまえにできないと話しにならないとかオーリーが普通にできるとかこの部分でかなり差がでます。さらにはクロスではバンクでのパンピングやライン取り、スタートの方法等これらは全てオーリーやカービングという全ての基礎から成り立っていきます。パイプではエッジの使い方やトランジッションからバーチカルでのパンピングやドロップインからのダウンパンプ・ボトムランとう数秒の間に行う動作等、実際考えるとかなり複雑極まりなく一つ一つが奥深いです。そういう部分を実際滑ることによって体感し5感で感じて練習していく事ももちろん大切ですが頭の中でイメージして脳に覚えさせながら恐怖心とも戦い克服して行く事が上手くなる近道だと考えます。これらはイメージトレーニングや心理の部分で養われます。ゲレンデで華麗にキッカーをMakeしていくプロやローカル達をリフトから見つめたりDVDやビデオで見たことは誰しもあると思うのですがその裏にはみんな影では上記の努力が成す部分が多々在るということを忘れてはいけません。ただ毎日滑ってるだけではできないということです。MiruruがNZでとあるプロと生活していた時、普段おちゃらけていて今風なスタイルでいるプロも家に帰ってからひたすら筋トレしているとか、指スケでこ一時間ほどイメトレしてるとか板の構造の本をずっと読んでるとかを毎日目撃しました。ゲレンデでは華やかでそういった事は微塵もみせず華麗で優美な感じの裏には地味で時間がかかる努力があるという事を忘れてはいけないと言う事です。

食事も好きな物ばかりを毎日食べたい時に食べたいだけ食べるとかいう事がパイプの練習時のハイクでばて易いとか急斜面をカービングしてるときの腿の筋持久力等に差が出てくることは間違いないです。

人体の構造についても2Dでフラットに回るとか3D斜めに回すとか軸をずらすとかバックサイドなのかフロントサイドなのかとかの上でこう目線で送ると体がこう着いて来る・ここから回せば体はこうなり頭がどうなるとかこれらは自分の人間の体について知らないとできません。ただキッカーにチョッカって行き当たりばったりとか気合でなんとかは全く持って問題外です。

心理学・・・なんかくそ難しいなぁと思いがちですが勉強の部分の事を言うのではなく考え方を学ぶという事です人としての考え方の部分で人に親切にするとかゴミをゲレンデに捨てないとか座り込まないといったマナーの部分や練習していく上での孤独と上手に付き合う等の考え方を日々鍛錬?して行く事です。あるProRiderに言われて何事にも共通する事なのですが

「一番難しいのは、全て何事においても続けられるかどうか」

これは違う道に路線を変更した今でも私の心の中に有り、日々思い続けている事の一つです。物事を始めてそれをやり通す事。好きで始めたスノーボードだから辞めるなんてありえない!とか好きな事だから嫌にならないめんどくさくならないと読んで思うかも知れませんが絶対なる時が誰しも有ります。華麗で優美なプロでさえあるのです。それは金銭的なことからだったり、自分を取巻く人間関係からだったり時間的な物だったりしますがそれでも続けるのか辞めるのか、究極はそこなのです。少し上手くなると基礎が面倒に感じてフリーランをしなくなる、リフトから見られていて転ぶとハヅカシイからフェイキーの練習をしなくなる、小さな事柄の積み重ねでだんだん続けていけなくなるのが人間ですそれを何処までやれるかで日のあたる場所に行けるか行けないか分かれてくる事を決して忘れてはいけません。仲良くなった友達が今日は帰ろうぜって誘って来た時に、いや今日はまだこれやってないから帰らない。こういう勇気とかが必要になったりするわけですよ。

続くww

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09:26:31 | スノーボード | トラックバック() | コメント(0) | page top↑
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